美術回路|アート思考プログラム「ビジョンスケッチ」開始

美術回路

現代アートに着目する理由

現代アートに着目する理由

アート思考を身につけるには現代アートに触れることが最適。その理由は3つ挙げられます。

理由1同時代性

現代アートとは「同時代性のアート(Contemporary art)」であり、現代アートに触れることで同時代に生きるアーティストの問題意識を共有することが可能。

理由2コンセプト主導

現代アートの表現は、綺麗とか美しいといった視覚表現ではなく、コンセプト主導型の表現が多く、物事の捉え方や多彩な表現手法など参考になる点が多い。

理由3独自の世界の設計

現代アートは2つの世界大戦など大きな時代の変動の中で、多様かつ独自の表現世界を残してきた。それは現代において、いかに自分らしく痕跡を残すのかを考えるにあたって参考になる点が多い。

「現代アート」の4つの特徴

現代アートとは、単に“現代のアート”ではありません。その特徴として4つ挙げられます。

特徴1

主に20世紀以後につくられた“コンテンポラリーアート”と呼ばれる表現

特徴2

目に見える視覚的なものだけでなく目に見えない“観念的”なものも表現される

特徴3

美術史上、まだ誰も表現したことがない“新しさ”を美術専門家たちが認めたもの

特徴4

絵画や彫刻、オブジェだけでなく、表現される“メディアは多様で自由”

アートとデザインの違いとは?

アートとデザインは様々な点で対比的です。

対比表のように、デザインは、他者からの依頼を元に、課題解決を目的とします。提供価値は機能性と審美性の両立を図り、デザインがもたらす意味は画一的です。

一方でアートは、内発的な個人の問題提起から、ものの見方や価値観を揺るがす表現であり、その解釈も多義的です。