美術回路|アート思考プログラム「ビジョンスケッチ」開始

美術回路

ビジョンスケッチ実践事例

ワークショップの流れ

第1回 
アーティストの思考に触れよう

「美術専門家とともに、美術史における重要な作品を一緒に観察していくことで、アーティストがどのように世界を再設計していったのか?その思考回路に迫っていきます。

第2回 
自分の問題意識を掘り下げよう

参加者自身がこれまで影響を受けた文化的表現物を取り上げ、なぜそれが影響を与えたのかについてのエピソードをもとに、本人が気が付かなかった内面の問題意識を掘り下げていきます。

第3回 
自分が作りたい世界を表現しよう

自分のつくりたい世界を、絵や写真や映像など自分にあった手段で表現し発表します。その作品への解釈を通じて、まだ可視化されていない価値観やヴィジョンを共に描いていきます。

参加者の作品(一部)

作品名:「道を照らす人」
食品メーカー勤務 Sさん

制作意図
ビジョンを持つ人や会社のそばに立って、そのビジョンを実現する具体的なアウトプットを示せる人になりたい。そのような自分のなりたい姿を、遠くを指さす人の隣で懐中電灯をもって照らす冒険家として表現した。

専門家のコメント

美術家B氏)
引き込まれる。影の中にSさんが全て入ってしまっている。絵の構成が面白い。光を描くことで、闇を表現している。
美術批評家A氏)
人間の手で作られたものの説得力を感じた。二人とも、対象物を見ていない。指をさしている人は前を見ていない、双眼鏡の人は自分の眼で見ていない。後ろのひろの主体性は懐中電灯と双眼鏡。Sさんは装置になりたいのかもしれない。

作品名:「未来に見つける足跡」
消費財メーカー勤務 Mさん

制作意図
シンプルに自分の好きなことを追求して、それを出し合って、結果思いもよらない変化が起きて未来が生まれるようになれば、みんなが未来に自分のかけらや足跡をみつけることができ、一番右の写真のように一人ひとりが確かに存在しつつも無理なく心地よい世界ができるのにと思っている。作品のタイトルにはそんな想いを込めた。

専門家のコメント

美術家B氏)
自分も作品を作るときに、自分の身体感覚から始める。アーティストは、自分を出発点として作品をつくり始めて、人との関わり合いから新たに生まれるものがある。
美術批評家A氏)
アーティストは、世の中に役に立ちたい、という気持ちからは作らない。個人的な気持ちからつくって理解されないのではないかと思っているが、それが社会性を持ってしまう。

作品名:「いつも心にエンタメを」(仮)
レコード会社勤務 Fさん

制作意図
自分の好きなものを詰め込んだ。自分は、いろいろな映画やアニメなどのエンターテイメントで出来上がっている。大変な時でも、そういうもので自分は助けられている。だから、理想としてはみんな自分自身が好きなエンターテイメントを詰め込んでいけばいいと思う。

専門家のコメント

美術家B氏)
いろいろなものが詰め込んであり、長くみられる。長くみられるというのは、良い作品の一つの条件。アーティストは、自分の興味からスタートすることが強み。
美術批評家A氏)
描かれているキャラクターの顔がなくて、抽象化されている。抽象化されていると言うのは、その人の中に血肉化されていると言うこと。

参加者からの声(一部)

「考える」きっかけにアートやビジュアルをつかうことで自分の内面を深めやすいことが分かった。
アートの歴史は今の世界への批判的な視点が多く、イノベーションのヒントになる。
現状にいき詰っている人、もう一歩の成長が欲しい人が新たな気付きを得るきっかけになると思います。
アートを通して会話をすると、より人間として素直な感情を議論できるようになりデータやルールに捉われないビジネスを思考することにつながるのではないか
自分が成し遂げたいことを改めてカタチにし、周囲を巻込み、動かす表現力を多くのビジネスパーソンが身に着けることができれば、世界は変わると思う。
日頃の仕事は自分のまわりの世界が何を望んでいるの?から始まることが多いですが自分の興味や悩みから発想して世界とアクセスしていく、というようなアーティストならではの斬新な思考体験を通じて、自身のビジネスで新たな挑戦をしていく決意をしているよう。

こんな方におすすめ

商品/サービス開発、新規事業開発に携わっている方

自分のやりたいことが見つからない方、今後のキャリアに悩んでいる方

デザイン思考・アート思考に興味がある、もしくは物足りなさを感じている方

チームを率いるリーダーとして、ビジョンを描いて伝える力が必要な方

経営者、起業を検討している方、自分の構想を表現したい方

人材開発に携わっており、社員の創造性やモチベーション向上を目指している方